占い師から言われたことをやってみると、何か成功することができたという経験を持つ人がいるかもしれません。ただ、その言われたことは、決して根拠があるというわけではありません。なぜ根拠がないことを言われたとしても、それを成し遂げることができるのでしょうか。
予言通りに結果的になってしまう!
根拠のない噂や予言であっても、その通りに行動することにより、結果的に予言通りになってしまうことが起こり得ます。このことを、予言の自己成就と言います。占いに関しても、予言の自己成就により、当たったりすることがあるということです。予言したことは決して根拠があるわけではありませんが、誰か有名な人が予言することで、それを実現しようとするということです。
たとえば、「今日のラッキーカラーはブルー」と言われて、何かブルーのものを所持して、たまたま良いことがあった場合は、これは当たったということで、ますます信じてしまうことがあります。今日のラッキーカラーというのは、必ず根拠があるものではないかもしれません。しかし、有名な人がそれを告げると、それを信じてしまう人がいるということです。
高額商品を購入しないようにしたい
鑑定者が高額なツボを購入させるために、あれこれと根拠がないことを言ってきたりします。ツボを買わせるための方便として、根拠があるように見せかける言葉をかけます。ただ根拠がないことを言っても購入してくれないので、購入させるために、根拠があるように見せかける言葉をかけるのです。悪徳業者が高額商品を買わせるためのテクニックとして、予言の自己成就を使うことがあります。
何か知らないけれども、ツボを購入した方が良いのではないかと、説得されます。何か購入した方がよいと思ってしまうのです。根拠が無くても、それなりの人が説得すると、思わず購入してしまうことがあります。話していることに説得力があるのかどうかを確かめたうえで、納得して購入してください。損をしてしまうのならば、絶対に購入しないでください。
前向きな予言をすることで、それが成就することだったあり得ることだ!
別の解釈として、積極的に前向きな予言をすることで、それを成就させるという流れがあっても良いのではないでしょうか。前向きな予言をすること自体は、決して根拠があるわけではないですが、前向きな予言をすることにより、それを成就させようとすることがあります。
嘘であっても前向きな予言をすることで、依頼者がそれを信じてくれれば、次第に良い結果に向かうことになるでしょう。依頼者に少しでも前向きになってもらいたいから、鑑定する人がそういう言葉をかけるということがあるかもしれません。鑑定の後で後ろ向きになるくらいならば、依頼者に前向きなってもらうようにしたほうが良いはずです。
自分が常に前向きになるように、常に心の中で問いかけていることがあります。自分自身ではとても自信がなかったとしても、いつも前向きな言葉を発しているからこそ、自信をもって何事にも取り込むことが可能です。何かをやることに対して決して自信があるわけではありませんが、前向きになるように常に努力をしているからこそ、何事にも成し遂げようとするわけです。
後ろ向きになって何かを行うのと、前向きになって何かをやるのとでは、雲泥の差になります。前者のような状態では、基本的に失敗を招きやすくなります。それに対して、後者のような状態で行うことで、成功に結びつきやすくなります。たとえその時に失敗になっても、成功するために失敗を糧にすることができるでしょう。